【CPUを解説】クロック数・コア数・プロセッサ数・スレッド数
「クロック数」「コア数」「プロセッサ数」「スレッド数」という4つの用語は、すべてCPU(中央処理装置)の性能を評価する際に重要ですが、それぞれ異なる意味を持ちます。以下にそれぞれの用語を簡潔に説明します。
CPUの細かい性能を評価する方法
クロック数
クロック数はCPUが1秒間にどれだけ多くの仕事をすることができるかを示します。
もしクロック数が高ければ、CPUはもっと速くたくさんの仕事をすることができます。
これは自転車でいうところのペダルを速く回すことに似ています。
プロセッサ数
プロセッサ数は、PC内にあるCPUの「物理的」な数です。
普通の家庭用PCには1つのCPUがあります。
ただゲーミングPCやビデオ編集をしたりする高性能なパソコンには複数入ってます。
6個、8個、12個、16個のプロセッサが入っていることがあります。
プロセッサの数が多いということは、例えば1人でクッキーを作る場合、時間がかかりますよね?
でも友達が4人も手伝ってくれたら、もっと早くたくさんのクッキーを作ることができます。
これと同じでCPUの中にプロセッサがたくさんあると、PCはもっと早く色々な仕事を同時にできるようになるんです。
コア数
プロセッサ数というのはPC内にあるCPUの「物理的」な数でしたが、
コアというのは、そのCPUの中にある処理部分の数です。
わかりやすく言うと「ポケット(CPU)の中に財布(プロセッサ)1つ、財布の中にカード(コア)が8枚」って感じ。
スレッド数
スレッド数は、ここでは「一つひとつのタスク」と捉えると良いでしょう。
CPUが同時にできる仕事の「流れ」と捉えても良いかもしれません。
1枚のカードで幾つもの機能を持ち合わせてるみたいな感じです。
現実には実在しないですが、クレカでTSUTAYAポイントを貯めることも、三菱銀行から金を引き出すのも出来るみたいな感じです。
バランスが大事
細かく見ていくと、それぞれの違いが分かりにくいかもしれません。
明確に違いを分かる必要性も無いかもしれません。
要は全体的にバランス良く性能が高いゲーミングPCを買えば良いってことです。
「クロック数」「コア数」「プロセッサ数」「スレッド数」の四つの中で、
どれかが異常に高くて、どれかが異常に低いってことも無いですし。
勿論、金額を上げれば全ての性能が少しずつ上がっていきます。
そこら辺の判断は慣れもありますよね。